私たちが考える寝具とは、安らぎの場を作るための「道具」です。
そこで過ごすことで、疲れ、ストレスといったマイナスがリセットされて、プラスになれる場所。
寝室作りとは、道具選びであり、本当に自分だけの空間を作ることではないでしょうか?
結婚、出産、新築、リフォームといった節目を迎えた時に、改めて見つめ直すことになる寝具。
誰に見せる訳でもない本当の家族だけの空間であり、最終的に一人で休まる場所が寝具の中です。
本当の安らぎの場を作るための道具選び、「眠家流のコツ」をご案内致します。
そもそも誰にでも合う寝具というものは無い。
シューズがそうであるように、男性用、女性用、サイズも様々あるべきだと眠家は考えています。
私たちがご提案しているのはオーダーメイド感覚の寝具です。
オーダーメイドのように作ってしまって終わり、ではなく、調整可能なものであり、身体の変化だったり、気候の変化によって対応出来るようなものです。
この木のマットレスは表面に42本、裏面に20本のブナ板が敷き詰められています。
この板の抜き差しで沈み方を調整し、一人一人の身体に合わせたマットレスを作り上げて行きます。
例えば、男性は肩幅があるから肩周りの板を抜くと肩がマットレスに沈んでくれて身体の寝姿勢を保てます。
女性は骨盤が男性よりあるため、腰回りの板の調整をしていくと、しっかりとお尻回りが沈んでくれて、ウエスト部分をきちんとフォローすることが出来ます。
細かな設定で一人一人の体型に合わせたモノを作り上げて行くのです。
眠りの改善を求めてまくらをご覧にいらっしゃる方も多いですが、寝転んだ時に身体のどれくらいの割合を頭の部分が占めているかご存知でしょうか?
全体中の8%程度しかまくらはフォローしてくれません。
しかも、まくらは頭を支える道具という認識があるかもしれませんが、頭と首の高さ調整のための道具、というのが実際です。
結果的にそのまくら選びが間違えているためにいくつもいくつもまくらを買わなくてはいけなくなっている人も多いかと思います。
身体の44%を占める腰回りのフォローをきちんと見直し、そしてまくらの改善も図ることが大切です。
よく、まくらが変わると眠れないという方がいらっしゃいますが、実際はマットレスが変わっているから眠れない、なのでは!?
もしくは、マットレスがヘタレてきて眠れない、なのかもしれません。
そして木のマットレス同様に、まくらも高さ調整が必要ですし、感触も豊かなものを選ぶと気持ちいい睡眠環境になるかと思います。
もちろん、まくらを新しくするととても気持ちがよいと思いますし、新鮮な気持ちで眠りにつくことが出来ます。
まくらをきっかけにお使いのマットレス選びも見直すきっかけにしていたくと良いかと思います。
節目で寝具を選びに来られる方のお悩みの一つ。
ベッドのサイズをどう選ぶか?
これは私たちは声を大にして言いたい。
「是非、別々で寝て下さい!」
理由は、前述した通り、誰にでも合う寝具というものが無いからです。
男性と女性では体型も違う、体重も違う、体温も違う。
骨格的に男性は肩幅が出ますし、女性は骨盤が出ています。
体重も男性の方が重いから沈みます。
そして、女性は冷え性の方も多いし、男性は暑がりの人が多い。
こんな風に考えると、同じもので眠るということは不可能に思えますよね。
けれど、ご安心下さい。
私たちが提案するベッドフレームはシングルサイズを2台セットさせるキングサイズのベッドです。
写真のように一体感を出して一つのベッドフレームのように使うことが出来ます。
しかし、寝心地は、木のマットレスを駆使してご夫婦別々の寝心地をお作り。
お子さんが小さな時は、一緒に眠ることも実現します。
当然、掛けるものも別々でご用意出来ますので、掛けるものが相手に奪われて冬寒いとか、相手に合わせて掛けるものを選ぶと暑いといったストレスもありません。
そして、極力シンプルなデザインを選ぶことで、掛けるものが違ってもお部屋に違和感が無い。
出来る限り無地のモノを選ぶことで、視覚的にもお互いにストレスを感じないでしょう。
衣食住とよくいいますが、生活の基盤は寝床にあるといっても良いかもしれません。
元来、住居というものはご飯を食べる場所であり、眠るところだったはず。
むしろ、眠るところさえキレイに清潔に保たれていたら、しっかりと休息が取れるでしょう。
眠るところが無いとなると、身体が休まらない生活を送ることになります。
そんな当たり前の空間をもっと楽しく作れたら、きっと価値のある時間を過ごすことになると思います。
私たちが提案する寝具とは、機能的でシンプル、上質で気持ちいい、そんな道具です。
寝具だけでは寝室を楽しい空間にすることは出来ません。
それに付随するように、ラグをベッドサイドに敷いてみたり、お気に入りのアロマを焚いてみたり、間接照明で雰囲気を出したり。
さらに演出するならば、音楽も心地良い音楽を流し、あこがれのモノが掲載されている雑誌を眠る前に読んでいい気分で眠ったり。
もしかしたら、旬な小説を読んでいるうちに眠ることも忘れるかもしれない。
眠ることだけが寝室の役割ではないと私たちは考えます。
その日に溜まった身体と心のマイナスをプラスにする空間だと考えています。
一日の3分の1を過ごす寝室。
そんな風に寝室の在り方を見直すと、楽しい空間になりませんか?
(mura)