眠家では老舗寝具メーカー金澤屋で取り扱っている羽毛布団を採用しています。
創業から約180年の歴史を持つ寝具店がこだわり抜いた羽毛布団は、品質や価格に真っ正面に向き合った逸品ばかりです。
しかしどんなに品質の良い羽毛布団も、選ぶ種類が変わるだけで寝心地に大きく差が出ます。
住環境や求める暖かさ、体質に応じて羽毛や側生地に目を向けてあげると失敗が少なくなり、より快適な寝心地を体感できます。
高級羽毛布団=自分に合った寝具 とは限らないので、素材の違いを理解した上で吟味しましょう。
一言で「羽毛」と言っても、そのクオリティはまさに玉石混淆です。
管理や適切な加工が出来ていないと、不純物が多く混ざっていたり嫌なニオイがしたりと...。
快適な睡眠を作るには何よりも羽毛が決め手となります。
羽毛の産地、種類を気にするだけで暖かさだけではなく価格も大きく変わります。
まずは羽毛の種類から違いを見てみましょう。
主な羽毛の産地はポーランドやハンガリー、フランス、ロシアなどヨーロッパの寒い地域や、カナダ、中国が挙げられます。
こうした地域に暮らす水鳥は寒さから身を守るために、より保温性に優れた上質な羽毛で育ちやすいことが背景にあります。
その中でもポーランドとハンガリーは古くから国家事業として羽毛の生産に力を注いできたという歴史があり、品質改良や管理体制も整っているため、良質な羽毛を生産していることで知られています。
羽毛布団の羽毛とは「水鳥の羽」のことを指し、種類は水鳥の種類または大きさによって分かれます。
ダック<グース<マザーグースの順に羽毛の大きさが大きくなっていき、大きい羽毛の方が空気の層を含んだ柔らかい羽毛が採れます。
マザーグースはガチョウの親鳥のため、身体が大きい分取れる羽毛も大きく弾力豊かな羽毛が採れます。
ダウン
フェザーの少ないダウンは軽くて柔らかく、空気の層を含んで暖かさを作り出してくれます。
「ダウン」とは水鳥の胸の綿毛で、「フェザー」とはいわゆる”羽”の形をした硬く筋張ったものを指します。
ダウンの割合が多いほど空気をたっぷりとためることができ、外気を遮断して暖かくなります。
逆にフェザーが多いと、空気の層が出来にくく、重いばかりで肝心の暖かさはイマイチとなってしまいます。
羽毛布団を選ぶ基準としてダウンの比率をは欠かせないポイントです!
羽毛の膨らみ具合を数値化したものをダウンパワーと呼びます。
このダウンパワーの数値が大きいほど、より暖かい空気をたくさん含み、高品質の羽毛ということになります。
430dp以上 最高級
400dp以上 高級
350dp以上 中級
300dp以上 低級
天然の羽毛には必ずフェザーや異物(ゴミなど)が混入します。
そのため残念ながら『ダウン100%』という表示はあり得ません!
ですが93%や95%という表示はその中でも”限りなくダウン100%に近い”数値となるので、暖かさや柔らかさは上質なものとなります。
ついついこの数値に心配になってしまうかもしれませんが、ダウン95%はむしろ安心出来る数値です。
”フェザーを足してかさ増しをしていない”という意味となるので、ほぼ100%羽毛と考えてもいいでしょう。
「ダウン90% フェザー10%」という表記の羽毛布団もありますが、上記で述べたようにフェザーは弾力が出る反面、軽さや柔らかさが減少します。
ちなみにフェザーが50%以上だと羽毛布団ではなく羽根布団という部類となるので気をつけましょう。
先ほどダウンの割合が多いほど暖かさが増すと伝えましたが、充填量は多ければ多いほどいいとは限らないのです。
一般的にシングルサイズで充填量が1.2〜1.4kgと言われていますが、上記で羽毛の種類について触れたように羽毛の大きさや品質によって必要な量は変わってきます。
例えば羽毛ひとつひとつが大きく、しっかりとボリュームのある羽毛だと少ない充填量でも十分な保温性がありますが、小さい羽毛だとそれなりの量を詰めなければいけません。
たくさん詰めすぎると布団が重くなってしまったり、空気の層が出来にくくなってしまうので、充填量は多すぎず、少なすぎず適切な量を見極める必要があります。
適切な充填量と言われてもどの数値が適切なのか困りますよね...。
上記で充填量はシングルサイズで1.2〜1.4kgが一般的と述べましたが、最近は高気密の住宅が多いためそこまで暖かさが必要ない場合もあります。
例えば比較的暖かい地域や住環境に住んでいる方は、充填量1.2kgを選ぶと逆に暑すぎるので0.8kgの少し薄めの充填量をおすすめしています。
その方が年間を通して使用できる日数が長くなるので、使い勝手が良くなります。
薄めの羽毛布団には内掛けとして、羽毛布団の下にウールやキャメル素材の毛布と併用すると十分暖かくなります。
羽毛が暖かさにどのくらい影響を与えるか学んだところで...
実は羽毛布団の良し悪しは”外側”でも決まるのです!
一般的な羽毛布団は「4×5 マス」のマス目が主流です。
このマス目でも悪くはないのですが布団を使っていくうちに、羽毛がだんだん偏ってくることはないでしょうか?
金澤屋ではめずらしい「5×6 マス」を採用しており、偏りが少ないことはもちろん、体との間に隙間が出来にくい肌に沿うような掛け心地を実現しています。
またキルティングの境目部分に弁のようなものを付けていることで、羽毛の偏りを抑え充填した時のバランスのまま長く使える立体的な加工を施してあります。
上質な羽毛も側生地次第でその良さが台無しとなってしまうことがあります。
羽毛布団の良さである軽く圧迫感のない掛け心地を求めるには、軽い・柔らかい・通気性が良いの3拍子が揃った側生地を選ぶことをおすすめします。
中でも盲点になりがちな通気性が意外に重要で、羽毛の特性として熱と湿気を吸って吐き出すという機能があります。
通気性が悪いとこの本来の特性を発揮できず、就寝中の汗や湿気が寝具内に溜まり蒸れを感じやすくなります。
金澤屋で取り揃えている側生地は、「スビン綿」というシルクのような肌触りの繊維や、通気性や柔らかさに優れているユーカリの再生繊維の繊維を採用しています。
【スペック】
側生地:コットン100%
インナー:ダウン90% フェザー10%
ダウンパワー:350dp
【特徴】
自信を持っておすすめできる羽毛布団はこのグレードから。
マス数を5×7マスと増やすことで、偏りの軽減と肌沿いをアップさせています。
【ご納品目安】
ご注文から1週間程度
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シングル | 150×210 1.0kg | ¥67,500 |
※シングルサイズのみ (税抜き価格) |
【スペック】
側生地:コットン100%
インナー:ダウン93% フェザー7%
ダウンパワー:400dp
【特徴】
中身の羽毛、側生地を直接仕入れ、金澤屋で吹き込みを行う完全オリジナル。
マスごとに充填量を変えるなど、1枚1枚丁寧に手作りしています。
【ご納品目安】
ご注文から2〜3週間程度
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シングル | 150×210 1.0kg | ¥84,000 |
セミダブル | 175×210 1.2kg |
¥117,000 |
ダブル | 190×210 1.4kg |
¥134,000 |
クィーン | 210×210 1.5kg |
¥152,000 |
キング | 220×210 1.6kg |
¥168,000 |
(税抜き価格) |
【スペック】
側生地:コットン100%
インナー:ダウン93% フェザー7%
ダウンパワー:410dp
【バチスト生地の特徴】
はじめはハリのある感触ですが、使うほどにとても柔らかく、馴染んでいきます。
薄手で柔らかい平織りコットンで、高級なドレスシャツの生地やハンカチーフとしても用いられる織り方です。
【ご納品目安】
ご注文から2〜3週間程度
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シングル | 150×210 1.0kg | ¥148,000 |
セミダブル | 175×210 1.2kg |
¥207,200 |
ダブル | 190×210 1.4kg |
¥236,800 |
クィーン | 210×210 1.5kg |
¥266,400 |
キング | 220×210 1.6kg |
¥296,000
|
(税抜き価格) |
【スペック】
側生地:再生繊維(テンセル)60% ポリエステル40%
インナー:ダウン93% フェザー7%
ダウンパワー:430dp
【リヨセルマイクロの特徴】
リヨセルマイクロとは天然パルプを原料としたテンセル生地のことです。
ユーカリの木材パルプを無害なオーガニック溶剤で解かし作られているエコ繊維でもあります。
使うほどに柔らかくなり、通気性が良い生地ですので、ムレ感が出にくく朝まで快適に眠れます。
綿素材とは異なる独特の柔らかな風合いが楽しめます。
【カナダコロニアルダウン特徴】
カナダ産羽毛の中でも希少で高品質な羽毛。
自然と共生しながら集団生活を送るドイツ移民のコミュニティの農場=コロニー(COLONY)で育てられました。
無農薬肥料で育てた健康な鳥からのみ採取されているので、安全で希少性が高いのが特徴です。
【ご納品目安】
ご注文から3週間程度
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シングル | 150×210 | 1.2kg | ¥196,000 |
セミダブル | 175×210 | 1.4kg |
¥254,000 |
ダブル | 190×210 | 1.6kg |
¥263,000 |
クィーン | 210×210 | 1.8kg |
¥325,000 |
キング | 220×210 | 2.0kg |
¥360,000 |
(税抜き価格)
【スペック】
側生地:スビンコットン100%
インナー:ダウン93% フェザー7%
ダウンパワー:430dp
【スビンコットンの特徴】
インドのスビンコットンは、インド超長綿スジャータと海島綿を交配して産まれた綿素材。
インドの綿の生産量の0.025%しか取れない希少性のある綿です。
繊維の細さは世界で最も細い超長綿でありながら、非常に繊維が強いうえに、滑らかで肌触りが非常に良いことが特徴。
生地が軽いことも特製の一つで、ダウンの軽さを生かす素材となっています。
【ご納品目安】
ご注文から3週間程度
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【充填量軽め】
シングル | 150×210 | 0.8kg | ¥210,000 |
セミダブル | 175×210 | 1.0kg |
¥273,000 |
ダブル | 190×210 | 1.1kg |
¥315,000 |
クィーン | 210×210 | 1.2kg |
¥357,000 |
キング | 220×210 | 2.0kg |
¥399,000 |
(税抜き価格)
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【充填量重め】
シングル | 150×210 | 1.2kg | ¥265,000 |
セミダブル | 175×210 | 1.4kg |
¥320,000 |
ダブル | 190×210 | 1.6kg |
¥374,000 |
クィーン | 210×210 | 1.8kg |
¥427,000 |
キング | 220×210 | 2.0kg |
¥480,000 |
(税抜き価格)
羽毛布団とセットでおすすめ!
羽毛布団の下に一枚肌掛けを掛けると、暖かさや吸湿性もアップします。
肌沿いの良いキャメルケットは蒸れも少なく快適です!
羽毛布団の種類や価格等ご不明な点は、
眠家LINEアカウントより個別にお問い合わせいただけます!