【ORNER'S BLOG】人間は旅する生き物

 

 

昨年の3月から一年以上新潟県から出ることが無いというのは、社会人になってから、いや人生においても経験したことないことでした。

 

ようやく、一年ぶりにポップアップショップを再開しようということで、5月に広島REF.さんでの開催が決まり、それでも感染症対策には十分気をつけて臨みましたが、まさかの開催前日に広島で緊急事態宣言が発令。

 

前日入りして準備を行う予定で空港に向かっていた道中でそれがわかり、すぐにキャンセル。

 

泣く泣く、販売応援無しでポップアップショップはスタート。

 

悩みに悩んだ末に、会期最後の土日に改めて販売応援で広島に向かいました。

 

滞在中も十分に感染症対策には気をつけていましたが、街は活気が薄れて、いつもの繁華街にも人がいない。

 

緊急事態宣言の怖さは、コロナの蔓延よりも、街が死んでしまうことなのでは無いかと思いました。

 

 

そんなことを思いながら、新潟に帰って来てホッとしたのも束の間、念の為自主隔離を行ってホテルに宿泊して、翌日すぐにPCR検査を。

 

もちろん、症状があったからではなくて、周りに安心して欲しいから、自主的なPCR検査です。

 

妻も念の為実家に帰らせて、これでほぼ1週間は一人になるから仮に症状が出ても誰も濃厚接触者にはならないという計画。

 

私の場合、仕事の出張だからまだしも、ここまでのことまで考えて県外の感染者数の多い地域へ旅行として行くなんて、余計なストレスが多くて、楽しめないだろうなと思い、本当コロナの野郎、この野郎と憎みました。

 

旅行好きな方には、本当に辛い一年になっているだろうなぁと思います。

 

 

オリンピックがもうじき開催されますが、私たちが海外旅行に行けるようになるのは一体いつになるのか。

 

「アイデアは移動距離に比例する」なんて言いますが、やっぱり何度か行ったヨーロッパ出張では、同行した人たちとの会話から新しい発見があったり、ショップを見て回るだけでも「こんな見せ方があるのか」と感じるところもあったり、インプットが非常に多くて刺激的でした。

 

人間は旅をすることで、何かを感じたり、非日常を味わったり、感性が刺激されるのだと思います。

 

TVやスマホで、何となくその土地を知ることが出来て、知った気になれてしまう現代だからこそ、リアルな経験にこそ価値がある。

 

 

そんな価値のある旅も、今やとても貴重になりました。

 

 

早く旅を思う存分に楽しめる世の中になってほしいものです。